先日、会社を創業してから倒産するまでの生存率が書かれた資料を見つけました。
それによると、
設立1年目で倒産せずに存在している確率は40%
設立5年目になると15%(100社中15社)
設立10年目になると6%(100社中6社)
設立20年目になると0.3%(1000社中3社)
設立30年目になると0.02%(10000社中2社)
というデーターらしいです。
ということは我々の創業は平成8年なので18年が経過しています。
あと、2年で1000社中、3社という生存確率の仲間入りです。
そこで我々も18年を振り返り、発展と衰退の分かれ目は何かと考えてみました。
もちろん、それらは社会やお客さまにとって価値がある商品はあるかどうかだとは
思うのですが、それだけではないような気がします。
我々の経営理念にも書かれてますように、誰のため?といういちばん最初に
「従業員とその家族の物心両面の幸せ」の追求とありますように、
従業員にとって価値があり続けるものでなければ会社を存続させることはできません。
素晴らしい商品を開発するのも従業員、それを作るのも従業員、それを売るのも
従業員です。
そして、その会社を運営するのも従業員です。
その方々の居心地が悪く、幸せに逆行してる環境では従業員が去ってしまいます。
従業員にとって価値のある会社作りをしていくことこそ、もっとも大事な経営者の努めなのでしょう。
そして、それは何をやったら価値があるとか、ここまで報酬を出したら価値があるとかではなく
『経営者が現状でできる最大の真心を従業員に向け続けること』だと思います。
わが社の環境も待遇も決して良いものではありません。
しかし、それは到着点でなく、これからもっともっと従業員にとってよりよい環境づくりにしていきたいという気持ちが根底にあっての過程です。それが、「現状でできる最大の真心」でなければいけないと思います。そしてそれらは意図してやるものでなく、素直に真心をしめせるくらいの器がなければいけないと思います。
それを一人一人に対して、公私の区別せず、出来る限りの範囲で真心をむけていけば、従業員の皆さんもそれぞれの価値を会社に見出してくれるのかと思います。
いくら会社に素晴らしい条件が揃っていても、そこを無視した経営をしたため
この世からなくなっていく会社は多いなと感じます。
我々も謙虚にしておごらず、従業員のための会社、そして従業員あっての会社を
改めて肝に銘じたいと思います。
はじめての投稿 片岡